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こだわり満載

よく見る「こだわりの○○」というのならば、木材は高級○○を使いましたとか、
天然乾燥で5年寝かせてますとか、工法は伝統工法で金物は一切使ってません
とか、全て自然素材ですとか…

すみません。そんなの全然無いので先に謝っときます(笑)






本日のこだわりポイント1~
間柱です。
こだわり満載!001

拡大!
こだわり満載!002
この出っ張ってる部分。この前ツライチで揃えてるって書いてて!と
なるとこですが、これには理由が。

こだわり満載!003
同じ120mmにもかかわらず、こんな感じで土台と柱にズレがあるのです。
外壁がつくのは土台ではなく柱の方。なので、柱の面に合わせて間柱も
揃えてあるのです。
間柱をつける部分は、溝があるだけなので、スライドできます。
通常は、柱との関係を見ずに土台に合わせて固定しますよね?
それでは柱と間柱で外壁のボードが波打ってしまうそうです。
(内壁も石膏ボード等使うならば同様です)

この間柱も、筋交いのところで書いたように全部定規であてて、取り付け
られてます。サッシ屋さんがちょうど作業中に訪ねて来て、呆れてた
らしいです(笑)。


本日のこだわりポイント2~

こだわり満載!004 こだわり満載!005 
これは何の役割だと思いますか? 真ん中あたりにあるつっかえ棒です。

柱は以前書いたとおり、プレカットとは言っても、棟梁がカット前に全ての
木材を選定して位置指定しています。
杉のKD材と言っても、全てがまっすぐになっているわけではありません。
(鉄骨でもない限り、どんな乾燥率のKD材でも多少は変形があるのでは?)

そこであらかじめ木材の変形方向をみて、柱の向きを指定しておきます。
そこは、図板作成時にこのように
こだわり満載!007
曲がる木材の位置と方向を書いておくのだそうです。

こだわり満載!006
他のトコにも、いくつかこんな感じに。


また、曲がる方向も重要です。
こだわり満載!008
このような位置の柱だと、赤い方向に反ってしまった場合、どうにも
出来ません。青い方向だと突っ張れます。
これが重要なのだそうですが、一般的にプレカット業者が木を見ずに
加工してきてしまった場合には、現場ではどうにも出来ません。
(ほぞ等加工済みなので、入れ替えたり、方向を変えたりもできませんしね)

ちなみに↑のカドの柱、杉の乾燥材ですが、どのくらい変形しているか
というと、ちょうどこんな感じに糸が張ってあったので見せていただきました。
こだわり満載!009 こだわり満載!010
うまくピントを合わせきれなかった(汗)。見えますか?3mmくらいですかね。

このあと、ここにも支えを入れて真っ直ぐにしたみたいです。
こだわり満載!015


本日のこだわりポイントさぁ~ん~

木の反る方向は柱だけでなく、梁や鴨居も同様だそうです。
反りの方向を間違えると、その下のドアや窓が閉まらなくなったり
するそうです。 (建て付けが悪いってやつ?)
こだわり満載!011 こだわり満載!012
これは、窓まぐさって言うのでしょうか?(水平のヤツ)を設置中の写真。
間に柱を取り付ける前までは結構上に反ってるように見えた
気がしたのですが、間柱付けたらビタッと直線が出てました。
上に凸で反るなら、その上を間柱でつっかえれば良いですもんね。
(梁は屋根の重みで押さえつければ良いかな?軽い屋根の場合どうかな?)


一度まぐさや間柱をとめた後、必ずさしがねをあてて、直角を確認されます。
この部分です。
こだわり満載!016
そこでゆがみがあると、いったんネジをはずして、止めなおします。
(その点からもクギよりネジが良さそうですね。)
この確認をしないと、ボードやサッシにゆがみが出るからだそうです。

そんなことお構いなしでどんどん組んでいく大工さんもいるそうで、そんな人に
監督として、この確認作業を指示すると、すごくやり辛そうに作業するんだそうです。
慣れるとそんなにものすごい手間でもないんですが、人間、一旦染みついた癖は
なかなか変更できないということなのでしょう。

子供の頃、数学のテストの時に見直し・検算をする人と、めんどくさがる人といませんでした?



本日のこだわりポイント4~

乾燥材と言ってもやはり多少の変形は有るようです。
(グリーン材はなおさらですが)
こだわり満載!014
柱も変形します。この背割れ(目盛り30のところ)の部分、
外側に開いていくため、背割れ付近が出っ張ります。

こんな感じに差し金をあててみると、ほんのちょっと凸になってます。
こだわり満載!013
一応この桧の柱もある程度乾燥させてあるそうですけどね・・・。
手きざみでする場合、これを見越して背割れ面だけ少し凹ませて
削っておくのだそうです。プレカットではそれが出来ません。(というかしません。)
なので、後で修正をしているそうです。

上棟から3週間。小屋の方もたまにパキパキッとラップ音(ちがう)がして
収縮してるようです。


中だるみしてダラダラ建てるのは以ての外ですが、こうやって、時間をかけて
ゆっくり建てるメリットもあるんでしょうね。木造の場合。
鉄骨とかはサッと組み立てた方が汚れも少ないし良いんでしょうけど、木造は
急いで組み立てると、後で歪みが出てくるみたいです。

本日の棟梁のひとこと
「この数ミリの変形を見れない大工が増えてる。」
「プレカットだと曲がる方向を見ないし、かまわずドンドン組む大工も多い」

 (⇒全部がそうだとは限らないけど)
「間柱までこんなに調整して建てている大工はあまりいない。というか
 まわりでは聞いたことない。」

(⇒割に合いませんしね)

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木材は、どれだけ乾燥しても、元々が生きていて、重力や湿度や経年で、ある方向に引っ張られるのだろうと思います。

 その木の性質を知って、使用する場所や向きを決めるのか、それを無視して決めるのかは、将来的にも影響があると思います。

栗の木で梁を作っている家は、バリバリっていう音が、建築後、何年もするそうです。
[ 2008/06/23 01:30 ] [ 編集 ]

馬渕さん、コメントありがとうございます。
家が落ち着くまでは何年もかかるって聞きますね。
ウチもたまにパキパキとラップ音(違う)が足下や天井でしてます。
これって、ものすごく乾燥させた木材とか、集成材の場合しないのでしょうか…?

元々高気密高断熱と木造って無理な話の様な気がするんですが、
それを気密テープなんかで補っているんですかね…。

しかし、栗の木とか梁で使ってるお宅とか…あこがれます。
扱いが大変そうですけど。
[ 2008/06/23 10:44 ] [ 編集 ]

こんにちは^^
すんごい建築の事書いてありますね^^感心します^^
木材のパキパキ音は乾燥しきっていればしないはずです。
知っていらっしゃるかもしれませんが材木は基本的に芯に反ります。
なので鴨居などは木表を下に・・・というようにです。
知っていらっしゃったのであれば失礼しました。
ブログ拝見させていただきたいのでリンクOKでしたらお願いします。
僕も建築の事少しずつ載せようかと思っています。 では
[ 2008/06/23 22:04 ] [ 編集 ]

TIKIさんこんにちは!
木の反る方向とかは、棟梁に教えてもらったんですけど、自分は所詮素人。
よく解ってませんので、今後もアドバイス是非お願いします。
このブログ、建築のことで、ちょっと?な事とかあったりすると、通りすがりの
建築士さんとかも、優しく訂正してくれたりしてます(笑)。

リンクはもちろんOKですので、よろしくお願いいたします。
建築のことを書かれるようになったら、こちらからもリンクさせてくださいね。
[ 2008/06/23 23:11 ] [ 編集 ]

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